同人誌をつくる
こんにちは、はじめまして、さばです。
小説同人誌、作りたくないですか?
作りましょう。
私が作ったのは文庫サイズで150ページ、カバーなしのものです。
↑こんなやつ。
原稿
まず必要になるのは原稿です。
今回はプライベッターにあげた作品と書き下ろしを合わせて5万字弱程度でした。恐らく3万字前後あれば本の体裁はとれると思います。
このときの執筆ソフトは皆さんの普段使っているもので問題ないと思います。私はスマホアプリのPenCake、パソコンソフトのMeryを使って書き上げました。
(両者間のテキストデータはGmailの自分のアドレス宛に送ってやりとりしました。バックアップにもなるし)
レイアウト
原稿ができたら本にするために段組を整えていきます。
専門的な知識や詳細な設定が必要になってくる作業なのですが、初めてだしよくわからん…と頭を抱えているときにあるページを見つけました。
Word歴10年以上の私が一太郎初見プレイ | ALBA LUNA
こちらです。なんと一太郎という文書作成ソフトを使うとワンタッチで同人誌の原稿ができてしまうのだそう。
公式サイトに試用版があったので、試してみるとほんとにできました。すごい。
本屋さんに並んでいる文庫本と比較するとこんな感じです。
↑左:今回の同人誌「あの日、この街で」
ちなみに「モジグラフィ」という機能を使うとロゴまで作ってくれる至れり尽くせり仕様です。
本文のフォントですが、Windows付属のMS明朝でも仕上がりは十分キレイです。
「こだわりたい!」「せっかくだからなにか使ってみたい」
という方は下記ページがたいへん参考になりましたので是非見てみてください。
小説同人誌向け明朝体フリーフォントまとめ | ALBA LUNA
余談ですが私は源瑛こぶり明朝を使いました。
あとは見落としがちなんですが本文ページ数が偶数じゃないと本にならないので、しっかりチェックしてください。
pdfに出力
私が利用する印刷所はpdf形式での入稿が前提でしたので、保存したファイルをpdfで出力しないといけませんでした。
そこで作成した文書をpdfで出力してくれるフリーソフトを用意することに。
無料 PDF 変換・作成ソフト CubePDF - CubeSoft
CubePDF のダウンロード・使い方 - フリーソフト100
出力してみると……あれ?なんかレイアウトがきたない…なぜ…?
調べてみると「フォントがどこでも誰でも見られる設定になっていない(=アウトライン化されていない)」状態だったため、慌てて訂正。
CubePDFのフォントの埋め込み設定方法。フォント化け対策はアウトライン - https://comp-lab.net/cubepdf-font
これでなんとか読めるかたちになりました。
表紙をつくる
表紙の作業です。私は絵が得意ではないし表紙を頼めるような友達もいなかったので自分でデザイン表紙を作るしかなかったのですが、まったくノウハウがなく困っていたところ、Twitterでバズっていたトピックの存在を思い出しました。
書籍の表紙デザイン“あるある”が楽しい 「それっぽくなる表紙」がすぐにマネしたくなるわかりやすさ
これを見ながらフリー写真素材サイトのunsplashから写真を探し、試行錯誤しました。
ここは海外のサイトなのですが著作権表示などが必要のない(できればでOK)サイトで、かつ提供者はプロのカメラマンというハイレベルさがウリです。
Beautiful Free Images & Pictures | Unsplash
表紙に使ったフォントはもじワク研究さんの「廻想体ネクストB」です。
下記サイトにてフリーフォントを好きな文言で並べて比較できたので、参考にしました。
ちなみに画像編集に使ったソフトはメディバンペイントです。これもpdf形式での保存が必要だったので、メディバンペイントで仕上げてからGIMPで保存し直しました。
テンプレートは印刷所のシメケンプリントさんからお借りしました。
よく言われているCMYKとRGBについてですが、だいたいのフリーソフトで仕上げたものは勝手にRGB仕上げになります。何が変わるかというと、印刷したときの色合いが大きく変わってきます。
今回使用したGIMPやシメケンプリントさんではCMYKに変換してくれる補助ツールがありますので、自分に合った変換方法で仕上げましょう。
申し込む
いよいよ発注です。
今回利用させて頂いたのは「ちょこっと印刷工房」さんです。
少部数の印刷に強く、かつ低コストなので小説同人誌との相性がいいと思います。
(ただ表紙に使える紙が少ないので、装丁に凝りたい方はSTARBO○KSさんとかの方がいいかも……)
「ご注文」ボタンから申し込みます。仕上がり予定日は配送事故や印刷ミスの対応を想定して余裕のある日にちが理想です。
必要事項を記入してゆきます。文庫判で仕上げる方は仕上がりサイズとファイルのサイズがあっているか確認しましょう!
本文の紙は「淡クリームキンマリ」がクリーム色で小説向きです。72kg、90kgは紙の厚みに関係してきますので、80〜100ページ程度の方は70kgがいいと思います。めくりやすいので…
表紙に使う紙ですが、あまり厚すぎても開いたときに読みにくいなどありますので「マットコート紙135kg」「PPなし」が一番失敗がなくて良いと思います。こだわりのある方は他の印刷所さんから見本を取り寄せて決めてもいいと思います。結構見てるだけでも楽しいですよ。
遊び紙は好みで。本の世界観を演出したい時はあると惹き込まれることが多いです。
入稿する
ログインページからメニュー画面に入ると「ファイルアップローダー」という項目があるので、そこに原稿をまとめたフォルダをアップします。
アップする前にもう一度チェック!
・ページ数は申込み通りか
・誤字脱字はないか
・印刷所指定のファイル名になっているか
(不備があれば印刷所さんから連絡が来ますが、できるだけ潰せるミスは潰しておいたほうがいいです)
問題点もなくアップロードできたら入稿完了です。
お疲れ様でした!
ディスコードのサーバに入ろう
平素お世話になっております。さばと申します。
Discordをいつも愛用しているのですが、よく友人から「とりあえず入れたけどどうやって会話に参加するのかわからない」と言われるのでサラッと紹介致します。
まず「Discord」で検索してインストール、ユーザ登録して下さい(ここらへんでつまづくことは多分ないと思います)
登録完了すると下の画面が出てきます(PC準拠ですがスマホも似た感じです)
一番左の列に自分が参加しているサーバ(チャットルームのこと)一覧が出てきます。いまはどこにも参加してないので何もないと思います。「+」ボタンをクリックしてサーバに入りましょう。
するとこういうポップアップが出てくるので、今回は「サーバーに参加」を押しましょう。
サーバーのアドレスを入力しろと言われますので、サーバのアドレスをコピペしましょう。
こんな感じの画面が表示されたら参加完了です。やったー(春麗)
通話に参加したい時は「ボイスチャンネル」カテゴリの各タイトル(通話用A、とか書かれているところ)をクリックすると各チャンネルに繋がります。
マイクや通話音量の設定などは左下のマイク、ヘッドホンのアイコンからいじれます。
参加者の名前を右クリックすると個別でミュートできたり受話音量を調節できたりもできますので、「この人声小さいな…」と思ったら調節してみましょう。
なにか質問などあればまた追記します。